【4月1日 AFP】イタリアで、精巣腫瘍(しゅよう)の摘出手術を受けた男性が、腫瘍のない健康な側の睾丸(こうがん)を誤って切除されたとして病院を訴えた裁判で、ローマ(Rome)の裁判所はこのほど、手術を行った同国北部の病院に対し、男性に18万ユーロ(約2300万円)の損害賠償を支払うよう命じた。

 地元紙アレーナ・ディ・ベローナ(Arena di Verona)が前月31日に報じたところによると、2004年、当時27歳だった男性は、左の睾丸に腫瘍があるにもかかわらず、右の睾丸を切除されてしまった。執刀医はすぐに誤りに気づき、左の睾丸も切除したという。(c)AFP