【3月12日 AFP】英銀大手HSBCは11日、スイスのプライベートバンク部門の顧客の口座情報が情報技術部門の元従業員によって盗み出され、2万4000口座に影響が及ぶ恐れがあることを明らかにするとともに、顧客に謝罪した。

 口座情報盗難が最初に明るみに出たのは前年12月だが、当時HSBCは、盗まれた情報は10口座に満たないとしていた。

 HSBCによると、うち9000口座は情報が盗まれた3年前の時点ですでに閉鎖されていたものだが、残る1万5000口座は利用中のもの。

 スイス金融市場監督当局は、盗まれたデータが膨大だとして、HSBCの機密保護違反について正式な行政手続きを開始したと発表した。(c)AFP/Alexandra Troubnikoff