【1月21日 AFP】ドイツ南部のミュンヘン国際空港(Munich International Airport)で20日午後3時半ごろ、乗客の手荷物検査で爆発物探知機が反応したにもかかわらず、該当する荷物の持ち主の男性がそのまま搭乗口へと走り去ったことから、空港が3時間閉鎖される騒ぎがあった。

 警察当局によると、探知機が反応したのはノートパソコンの入ったバッグで、係員がバッグを開けて中を確認しようとしたが、持ち主のビジネスマン風の男性はバッグを持って立ち入り禁止区域へと走り去った。

 このため、空港側は国内およびパスポートのいらないシェンゲン(Schengen)協定加盟国内を行き来する路線が使用するターミナル2内の利用客を避難させるとともに、駐機中の航空機の運航を休止した。

 男性の身元や所在は不明だが、警察によると、飛行機に乗り遅れそうになって、係員に呼び止められているのに気づかずセキュリティーを駆け抜けた可能性が高いという。(c)AFP/Ralf Isermann

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