【12月24日 AFP】中国東部山東(Shandong)省の中学校で、凍てつく寒さの中、罰として外に立っているよう男子生徒に命じた教師が、それを忘れて飲みに出かけ、この生徒は翌朝死亡しているのが見つかった。

 24日の新京報(Beijing News)によると、この男子生徒(14)は前週、寮を抜け出して買い物に出かけた。これを見つけた当直の教師は、規則違反だとして生徒を殴ったうえ、寮の外に立っているよう命じた。
 
 生徒は翌朝、側溝のなかで遺体となって発見された。前日夜の気温は氷点下約10度だった。

 校長ら教師3人は停職処分となっている。教師の1人がこの生徒について「安らかに亡くなった」と発言したことが報じられているが、この教師が生徒を立たせたままにした教師と同一人物かどうかは定かでない。

 警察では、生徒の死が疾患によるものか、または凍傷の影響によるものかを捜査している。

 学校側は、生徒が最近、何度か休みを申請していたと述べているが、生徒の母親は息子には健康上の問題はなかったと否定している。(c)AFP