【10月23日 AFP】米司法当局は22日、全米19州でメキシコ麻薬カルテルの一斉摘発を行い、2日間で303人を逮捕、麻薬数トンおよび銃器400点近くを押収したと発表した。

 今回の一斉摘発は、2005年から米司法当局が展開する麻薬取締活動「コロナド計画(Project Coronado)」の一環で、連邦捜査官と警官3000人以上が参加した。メキシコ西南部ミチョアカン(Michoacan)州から米国に向けて大量のコカインやメタンフェタミンを密輸しているメキシコの麻薬組織「ラファミリア(La Familia)」の密輸ルートが標的だったという。

 コロナド計画では、これまでに1200人以上を逮捕したほか、メタンフェタミン1225キロ以上、コカイン約2000キロ、ヘロイン13キロ、マリフアナ7257キロ、現金3200万ドル(約29億円)をそれぞれ押収している。(c)AFP/Olivia Hampton