【10月10日 AFP】9日の朝日新聞によると、中国軍が前年11月と今年2月の2回、北朝鮮との国境に近い遼寧(Liaoning)省で、致死性の神経ガスであるサリンを検出した。

 発見したのは中国軍の特殊部隊で通常の演習中、北朝鮮の方角から風が吹いてきたときだったという。1立方メートルあたり0.015~0.03マイクログラムのサリンが偶然検出された。

 中国当局筋によると中国側は、北朝鮮国内でなんらかの実験か事故のため流出したのではないかと警戒し、監視を強めている。(c)AFP