【8月29日 AFP】米カリフォルニア(California)州で当時11歳のジェイシー・リー・ドゥガード(Jaycee Lee Dugard)さん(29)が誘拐され、18年間にわたり監禁されていた事件で、ジェイシーさんの義父カール・プロビン(Carl Probyn)さんは28日、ジェイシーさんが、誘拐犯とみられるフィリップ・ガリドー(Phillip Garrido)容疑者と親密な関係を築いたことに罪の意識を感じていることを明らかにした。また、ジェイシーさんは母親と無事に再会を果たしたという。

 プロビンさんは、ロサンゼルス南部のオレンジ(Orange)郡の自宅で会見し、ジェイシーさんが、これまでに負わされた苦痛と折り合いをつけようと葛藤していると語り、「ジェイシーは、この男と親密な関係を持ったことを本当に後悔している」と述べた。

 ジェイシーさんは今週、ガリドー容疑者との間にもうけた娘たちと一緒に外食したものの、非常に緊張し、「他人が周りにいることに慣れていなかったので、帰らざるを得なかった」という。

 ジェイシーさんと娘たちは、サンフランシスコ(San Francisco)郊外のモーテルでジェイシーさんの母親や、義理の姉妹にあたるシャーナ(Shayna)さんと再会を果たした。ジェイシーさんは、子ども時代からの「すべてを記憶していた」という。シャーナさんによると、「(ジェイシーさんは)誘拐された時と同じくらいに、とても元気そうに見えた。ジェイシーさんも娘たちも元気そうに見えた。みんなで走り回っていた。全員で一緒に過ごした」という。(c)AFP