【8月7日 AFP】ポルトガル南部の保養地で2007年5月に英国人女児マデリン・マクカーン(Madeleine McCann)ちゃんが失踪した事件で、6日、捜索を続けている私立探偵らが会見を開き、事情を知っているとみてビクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)似の女性を捜していることを明らかにするとともに、この女性のモンタージュ写真を公開した。

 探偵事務所およびマクカーン家の代理人クラレンス・ミッチェル(Clarence Mitchell)氏によると、この女性はマデリンちゃん失踪の3日後の07年5月7日午前2時(現地時間)、スペイン・バルセロナ(Barcelona)の港にあるバーで2人の英国人男性に目撃された。

 男性らはこの女性と短い会話を交わしたが、うち1人の男性の話を聞いた探偵が、女性がマデリンちゃんについて何らかの情報を持っていると確信したという。

 男性の話によると、女性にはオーストラリア訛りがあり、スペイン語が堪能で、「ビクトリア・ベッカムにちょっと似ていると感じた」。また、男性の1人(41)が女性と言葉を交わした際、女性はイライラしているようで、この男性を待ち合わせ相手と勘違いしたようだったという。会話の中身については、捜索に関わる重要な内容の可能性があるとして明かされなかった。

 探偵の1人、デイブ・エドガー(Dave Edgar)氏によると、マデリンちゃんは失踪したポルトガル南部アルガルベ(Algarve)から船でバルセロナに連れて行かれた可能性が高いという。(c)AFP