【6月17日 AFP】ベルギー西部コルトレイク(Kortrijk)の入れ墨店で、寝ているうちに顔に56個の黒い星を彫られたとして、18歳の女性が16日、この入れ墨店を訴える意向を明らかにした。

 顔に大小56個の黒い星の入れ墨を施されてしまったのは、Kimberley Vlaeminckさん。顔の左側の鼻から耳、まゆからあごにかけての間に入れ墨をされたという。

 Vlaeminckさんは、コルトレイクの入れ墨店で、顔に小さな星3つを入れるよう注文した。「その日は朝も早かったし、痛みを感じたくなかったので、入れ墨が始まったら寝ました」とVlaeminckさんはベルギーのHet Laatste Nieuws紙に語った。

   「目が覚めたとき、入れ墨師はわたしの鼻に入れ墨を彫っており、すでに多くの入れ墨が彫られているのに気づいた。全部で56個の星があり、とても恐ろしかった」

 Vlaeminckさんは、表を歩くことさえ出来なくなったとして、入れ墨店を訴えることを決めた。また、星でいっぱいになった顔をレーザー治療で修復したいと考えている。レーザー治療は数千ユーロ(数十万円)もの費用がかかるという。

 一方、入れ墨師のRouslan Toumaniantz氏は、Vlaeminckさんが寝ていなかったと主張している。「彼女はずっと目を覚ましていた。わたしは催眠術や薬物も使用しない。彼女は合意していたんだ。トラブルは、彼女の父親や友人が入れ墨を見た後で起きたんだ」と語った。(c)AFP