【4月8日 AFP】ソマリア沖で8日朝、米国人乗組員20人が乗る米国船籍の貨物船が海賊に乗っ取られた。米海軍と同船を所有するデンマーク企業が述べた。

 バーレーンを拠点とする米海軍第5艦隊の広報担当者、ネーサン・シェーファー(Nathan Schaeffer)大尉は、AFPに対し「デンマーク企業が所有する米国船籍の貨物船が現地時間午前7時半ごろ、ソマリアのEylの南東240カイリの海域で、襲撃を受けた」と述べた。

 同船を運航するMaerskは、米国の子会社が所有するコンテナ船「Maersk Alabama」号がグリニッジ標準時の8日午前5時(日本時間同午後2時)ごろ、「海賊の襲撃を受け、おそらく乗っ取られた」と述べた。また、Maerskは声明で、「米国船籍の貨物船には、米国人乗組員20人が乗船していた。米国のMaersk Lineが運航していた」と付け加え、貨物船は、ケニアのモンバサ(Mombasa)へ向かう途中にソマリア沖約500キロの地点で襲撃を受けたと述べた。(c)AFP/Wissam Keyrouz