【10月29日 AFP】エジプト・アレクサンドリア(Alexandria)で男子児童が教室内で男性教諭に腹部をけられ死亡した事件で、裁判所は25日、この教諭の過失致死を認め禁固6年の有罪判決を言い渡した。

 算数教師だったナビル・アブデル・ハミド(Nabil Abdel Hamid)被告は今年10月、宿題を忘れたイスラム・アムロ・バドル(Islam Amro Badr)君(11)の腹部を足でけり、イスラム君は意識を失って病院に運ばれたが間もなく死亡。複数の児童の証言で、ハミド被告が逮捕された。報道によれば、検視の結果イスラム君は肋骨4本が折れていたという。

 公判でハミド被告の弁護人は、「学校内での子どもへの体罰を禁止する法律はなく、被告の行為は違法行為にあたらない」と主張していた。(c)AFP。