【12月18日 AFP】ロンドン(London)とグラスゴー(Glasgow)で07年に起きた連続自動車爆弾未遂事件で、殺人謀議などの罪で有罪評決を受けたイラク人医師ビラル・アブドラ(Bilal Abdulla)被告(29)の判決公判が17日、ロンドン南東部ウールウイッチ刑事法院(Woolwich Crown Court)で開かれ、判事は終身刑を言い渡した。

 アブドラ被告は16日に有罪評決を受けており、最低でも32年の禁固刑となることが決まっていた。

 Colin Crichton Mackay判事は、アブドラ被告が「宗教的な過激派で偏狭な人物」と述べ、2度の終身刑を言い渡した。

 判事は、2003年の米軍主導のイラク侵攻に対する怒りを根拠にして、裕福で教育水準の高い医師だった被告の行動を正当化することはできないと述べた。

 被告は英国で生まれイラクで育った。(c)AFP/Michael Thurston