【11月28日 AFP】偽の尿サンプルでドラッグテストを逃れることができるとうたった「人工ペニス」を販売していた2人組の男が24日、米ペンシルベニアの裁判所で共同謀議の罪を認めた。

 25日の現地紙「ピッツバーグポスト・ガゼット(Pittsburgh Post-Gazette)」によると、インターネットで人工ペニスを通信販売していたカリフォルニア(California)州の「パック・テクノロジー(Puck Technology)」のジェラルド・ウィリス(Gerald Wills)社長(65)とロベルト・カタラノ(Robert Catalano)副社長(62)は、ピッツバーグ連邦地裁で罪状を認める答弁を行った。

 2人は「ウィジネーター(Whizzinator)」と称した人工ペニスを、「イエローリバー(Yellow River)」というブランド名の合成尿と、偽の尿を温めるヒーターとの3点セットでネット通販していた。本物のペニスに装着してもまったく気づかれず、「リアルな」温かさのもちろん「クリーンな」尿を排出できると宣伝していた。

 量刑の判決言い渡しは年明け2月20日の予定。報道によると、パック・テクノロジーは操業を停止している。(c)AFP