米ワシントンD.C.(Washington D.C.)の司法省前で、人種や宗教への偏見を動機とした憎悪犯罪(ヘイト・クライム)に抗議する人びと(2007年11月16日撮影)。(c)AFP/YURI GRIPAS
【10月28日 AFP】米連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation、FBI)は27日、人種や宗教、民族、性的嗜好などへの偏見を動機とする憎悪犯罪(ヘイト・クライム)の前年の被害者数は9500人以上だったと発表した。
FBI報告によると、2007年1年間の憎悪犯罪被害数は9527人で、その半数以上は人種偏見によるものだった。人種を理由とした被害者の70%は黒人で、同じ理由による白人被害者の占める割合は約18%だった。
9527件中、加害者を特定できたのは9006件。その人種別内訳は63%が白人、21%が黒人となっており、被害者の人種内訳とは、全く対称的な結果となっている。
一方、宗教や性的差別による憎悪犯罪は、それぞれ16%と14%。宗教を理由とした憎悪犯罪被害者で最も多いのは、ユダヤ教徒の70%だった。イスラム教徒の被害者の割合は、前年の2006年の12%からわずかに減って8%だった。
民族性の差異による憎悪犯罪では、1347人の犠牲者のうち60%がラテン系に対するものだった。また、性的差別による被害は同性愛者の男性に最も多く60%だった。
2007年に確認された憎悪犯罪のうち、47%は脅迫、約30%が単純暴行、20%が加重暴行だった。(c)AFP
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