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ロシア人権派弁護士が水銀中毒に、仏警察が捜査へ

  • 2008年10月15日 03:53 発信地:ストラスブール/フランス
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ロシア・モスクワ(Moscow)で撮影された、ロシアの著名人権派弁護士カリナ・モスカレンコ(Karinna Moskalenko)氏(2008年7月10日撮影)。(c)AFP/ALEXEY SAZONOV

【10月15日 AFP】ロシアの著名人権派弁護士が水銀中毒と見られる症状で治療を受けている件で、フランス警察が捜査を開始した。仏裁判所関係者が14日、語った。

 カリナ・モスカレンコ(Karinna Moskalenko)弁護士はAFPの取材に対し、夫が13日に車内から「水銀に似た物質」を大量に発見したため、警察に届け出たと語った。モスカレンコ弁護士はストラスブールにある欧州人権裁判所(European Court of Human RightsECHR)を頻繁に訪れている。

 フランス・ストラスブール(Strasbourg)のClaude Palpacuer検事補は、水銀中毒の「可能性がある」としながらも、「結論を出すためには2次分析をする必要がある」と述べた。ただし発見された物質は、生命に危険を及ぼす量ではなかったという。

 同僚のAnna Stavitskaya氏によると、モスカレンコ弁護士は「頭痛や吐き気がし、涙が止まらない」状態に苦しんでいる。モスカレンコ弁護士は、ロシア人ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ(Anna Politkovskaya)さん殺害事件の裁判で遺族の法定代理人を務めており、Stavitskaya氏は、「その件に関する脅迫なのだろう」と語った。15日にモスクワ(Moscow)で同裁判の予備審問が行われるが、モスカレンコ弁護士は治療のため欠席せざるを得ないとみられる。

 モスカレンコ弁護士は、元石油王のミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)受刑者の法定代理人も務める一方、チェチェン(Chechnya)共和国やロシアの刑務所における虐待などを数多くEHCRに報告している。(c)AFP
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