【10月12日 AFP】インドネシアで求職中の男性2人が偽の求人情報にだまされ、顔中に入れ墨を入れるという事件が起きた。12日の国営アンタラ(Antara)通信が伝えた。
 
 これによると、2人が就職できるよう支援していた地元の村長のもとに政府が諜報部員を募集しているという内容の電子メールが送られてきたという。しかし奇妙なことに、まず入れ墨を入れることが条件とされていた。

 村長が東ジャワ(East Java)州ボジョネゴロ(Bojonegoro)県の行政官に問い合わせたところ、本物の求人情報にそのような条件はないことが分かった。しかし時すでに遅く、男性2人はすでに顔に入れ墨を彫ってしまった後だった。

 村長は「責任はすべてわたしにある。2人の入れ墨を消すためにあらゆる努力をしたい」と謝罪しているという。被害に遭った男性2人は10日、警察に届け出、週明け13日に地元の病院で処置を受けることになっている。(c)AFP