関連情報豪州のワニ・サメによる事故・事件
オーストラリアのシドニー(Sydney)で55回目の誕生日に魚を与えられたクロコダイルのエリック(Eric)。体長5メートル、体重700キロのエリックは、同国北部で2人が死亡したこととの関連が疑われて捕獲された後、繁殖プログラムに送られた。しかしそこで他のワニに脚を噛まれ、メスのクロコダイル2頭の頭を噛み切ったためシドニーの施設に送られた(2001年10月1日撮影)。(c)AFP/WILLIAM WEST
【10月5日 AFP】オーストラリア北東部クイーンズランド(Queensland)州の川沿いのキャンプ場で行方不明になった男性がクロコダイルに襲われた可能性もあるとして警察が捜索している。
行方不明になっているのはアーサー・ブッカー(Arthur Booker)さん(62)。前月30日朝、クイーンズランド州クックタウン(Cooktown)のエンデバー川(Endeavour River)のキャンプ場近くに仕掛けたクラブポット(カニをとる仕掛け)を引き揚げにいったまま戻らなかった。車で待っていた妻が探したところ、水辺にクロコダイルが移動した跡があり、その近くにブッカーさんのビデオカメラなどが落ちていたため当局に通報した。
ケープ・クロコダイル(クロコダイル岬)の異名を持つこの地域の住民の中には、チャーリー(Charlie)という名前で呼ばれる体長5.5メートルのワニがブッカーさんを襲ったのではないかと考える人もいる。
警察はブッカーさんが行方不明になった原因を断定していないが、ブッカーさんの腕時計とサンダルの片方がエンデバー川で見つかったと発表した。またクラブポットを固定するロープは鋭利な刃物で切断されたのではなく、擦り切れたようになっていたという。
テレビ番組「クロコダイル・ハンター(Crocodile Hunter)」で知られ、2006年9月にアカエイに刺されて亡くなった故スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)さんの父親、ボブ・アーウィン(Bob Irwin)さんはオーストラリアのニュースサイトbrisbanetimes.com.auが1日に掲載したインタビューで、ブッカーさんの家族に深い同情を表しつつ、クロコダイルは生態系の重要な一部であり、クロコダイルへの「復讐」は厳に慎むべきだと語った。スティーブさんの死後、スティーブさんのファンによって少なくとも10匹のエイが殺されたという。
地元住民たちは、クロコダイルは縄張りを定期的に見回る習性があり、ブッカーさんはクラブポットを引き揚げに行ったときに、同じ場所に戻るという過ちを犯してしまったのではないかと言う。地元でルアー店を経営する男性は「絶対に守るべき基本的なルールがある。『行動のパターンを作るな』ということだ。水辺でキャンプをするときには、同じ場所に何度も行ってはいけない」と語る。
クイーンズランド州で最後にクロコダイルに襲われて死亡したのは、2005年8月、エンデバー川のキャンプ場から約50キロ離れたレイクフィールド国立公園(Lakefield National Park)でカヌーから引きずり降ろされた漁業者とされている。(c)AFP
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