【8月27日 AFP】ベネズエラの首都カラカス(Caracas)にあるParque del Este動物園で、飼育員のアルバイト学生が、体長3メートルのビルマニシキヘビに絞め殺される事故があった。同僚が駆けつけた時、ヘビは学生の遺体を飲み込むところだったという。地元紙ウニベルサル(El Universal)が25日、報じた。

 被害者は、大学で生物学を専攻していたErick Arrietaさん(29)。同紙によると、Arrietaさんは土曜日だけ夜勤で働いており、は虫類の世話を担当していた。

 事故に気付いた同僚が駆けつけた時、ヘビはArrietaさんを頭から飲み込もうとしており、同僚がヘビを叩いて遺体から離したという。遺体の腕にはヘビのかみ跡が残されており、Arrietaさんはヘビにかまれた後、全身に巻きつかれ絞め殺されたとみられている。

 動物園の説明によると、Arrietaさんは園の規則を破って、ヘビを持ったままオリの中に入ってしまったという。ヘビは2か月前に寄贈されたもので、一般公開は行われていなかった。

 同動物園のJavier Hernandez園長は「この若者は、ヘビの本能を甘くみていたようだ」と語った。(c)AFP