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南アでエイズ治療薬の窃盗・強奪が頻発、マリフアナと調合してドラッグに

  • 2008年07月03日 23:03 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ
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南アフリカのケープタウン(Cape Town)のクリニックで、抗レトロウイルス薬を受け取った患者(2004年7月5日撮影)。(c)AFP/ANNA Zieminski

【7月3日 AFP】南アフリカのダーバン(Durban)でエイズ治療用の抗レトロウイルス薬の窃盗・強奪事件が相次いでいる。地元の保健当局者が2日明らかにした。麻薬中毒者がドラッグにするためだという。

 伝えられるところによると、抗レトロウイルス薬の1つであるストクリン(Stocrin)をすりつぶしてマリフアナと調合したドラッグが、市内のタウンシップ(旧黒人居住区)で販売されている。

 保健当局は、こうした行為が横行すると市内の病院や保健所で抗レトロウイルス薬が不足してしまうと警告。その一方で、一部の病院の看護師が抗レトロウイルス薬を犯罪組織に横流ししているとの報道は否定した。

 なお、抗レトロウイルス薬を手に入れたい犯罪組織がエイズ患者をターゲットにする事例も報告されている。

 複数の患者が、ダーバン南部の病院で薬をもらった帰り道に待ち伏せされて襲撃されたと訴えている。また、ギャングに自宅を物色されたという報告もある。

 薬物中毒更生センター「Minds Alive」の所長は、「ストクリンとマリフアナを調合したドラッグは極めて危険だ。免疫系を破壊して抵抗力を弱め、死に至る」と話す。

 人口4700万人の南アフリカのHIV感染者数は約550万人と世界最悪の水準だ。国内では、現在47万8000人以上が、抗レトロウイルス薬による治療を受けている。(c)AFP
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