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ピカソなど4点が盗まれたブラジルの美術館、「警備体制は万全」と主張

  • 2008年06月17日 08:52 発信地:サンパウロ/ブラジル
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サンパウロ州立美術館(Pinacoteca do Estado)本館(2008年6月12日撮影)。(c)AFP/Nelson ALMEIDA

【6月17日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)にあるサンパウロ州立美術館(Pinacoteca do Estado)からパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の版画2点を含む絵画4点が盗まれた事件について、同美術館が13日、警備体制は十分だったと主張した。

 事件が発生したのは12日の日中。美術館側によると、3人の窃盗団が警備員たちを縛り上げ絵画4点を盗み出したという。

 Marcelo Araujo同美術館館長はフォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)紙に、「犯人が武装している場合には、抵抗する危険は冒せない。従業員や来場者に予期せぬ事態が起こる可能性があるからだ」と語り、警備は十分だったが窃盗団の武装がそれを上回っていたと弁明した。

 ところが一部のメディアは、窃盗団はマスクを着用していなかったと報じている。犯人たちは、他の客と一緒に入館して入館料4レアル(約260円)を支払うとエレベーターで作品が展示されている2階に上がり、武器で警備員たちを脅して縛り上げ、4点の展示場所を確認。その後、作品を2つの鞄に入れると、児童の集団の中を静かに館外に出て、仲間が乗り付けていた車で逃走したという。100メートル離れた場所に5人の警官がいたが、怪しいものは何も見ておらず、気付いたときにはすでに手遅れだった。

 これは美術館側の「犯人は武装していた」という先の主張とは矛盾している。

 州文化当局のJoao Sayad氏は、エスタド・ジ・サンパウロ(O Estado de S. Paulo)紙に対し、「4点より高価なものが盗まれずに残っているため、この事件は窃盗団が誰かに依頼されたものだとみている」と語った。

 作品の海外への持ち出しを防ぐため、国内の空港や港では厳重な警備体制が敷かれている。

 サンパウロ州文化当局は前日、盗まれた4点すべてに保険が掛けられていたと発表していたが、同館は13日、4点とも保険はかけられていなかったと訂正した。

 4点の所有団体Jose and Paulina Nemirovsky Foundationは、被害総額を55万ドル(約5900万円)としているが、歴史遺産及び建造物を管理する機関の担当者は、4点の価値については計り知れないとして具体的な数字は示していない。(c)AFP
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