【6月15日 AFP】1969年にロサンゼルス(Los Angeles)を震撼させたチャールズ・マンソン(Charles Manson)とカルト教団による一連の殺人事件で、犯人の1人として逮捕され現在服役中の女性が、末期患者であることを理由に出獄する可能性が出てきた。司法関係者が14日明らかにした。

 この女性はスーザン・アトキンズ(Susan Atkins)服役囚(60)で、カリフォルニア(California)州の矯正・更生保護局は、同服役囚が服役する刑務所に提出していた「温情を理由とする出獄申請」が承認されたと発表した。

 ロサンゼルス・タイムズ(Angeles Times)は事件とその後に詳しい筋の話として、アトキンズ服役囚が脳腫瘍(しゅよう)を患い、病により片足の切断もされたと伝えている。

 アトキンズ服役囚は、当時映画監督ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)の妻で妊娠8か月だった女優シャロン・テート(Sharon Tate)や他6人の殺害に関与した罪で有罪判決を受け服役している。(c)AFP