【6月13日 AFP】フランス北部ドゥエ(Douai)の控訴院で12日、妻が処女だとうそをついていたことを理由にイスラム教徒夫婦の婚姻関係を無効とした地裁一審判決の見直しを行う控訴審が始まった。

 婚姻無効の申し立ては夫が出したもので、4月に地裁で無効が認められたが、欧州議会が前週、判決に抗議する議員約150名の署名を仏法相宛に提出していた。

 妻の弁護を担当するシャルル・エドゥアール・モージェ(Charles Edouard Mauger)弁護士は、婚姻を無効とした一審判決に依頼人は心から「安堵」していたにもかかわらず控訴が決まったため、「非常に気分を害している」と述べた。(c)AFP