【6月8日 AFP】(一部更新、写真追加)東京・秋葉原の路上で8日、車に乗った男が通行人らをはねた後、刃物で次々と通行人らに切りつけ、少なくとも7人が死亡、十数人が負傷した。

 警察は加藤智大(Tomohiro Kato)容疑者(25)を逮捕した。共同(Kyodo)通信は加藤容疑者は静岡県の自動車部品工場の派遣社員だったと伝えた。犯行の動機は不明だが、調べに対し「人を殺すために秋葉原に来た。世の中が嫌になった。誰でもよかった」と供述しているという。8日は、2001年6月8日に大阪教育大付属池田小学校で起きた児童殺傷事件からちょうど7年目だった。

 警察と消防によると、警察官に銃を向けられた加藤容疑者が持っていたナイフを捨て、身柄が確保された時点で、負傷者は17人に上っていた。時事通信(Jiji Press)など日本のメディアは19歳、20歳、29歳、33歳、47歳、74歳の男性6人と21歳の女性1人が死亡したと伝えている。エレクトロニクスやアニメなどのサブカルチャーの街として知られる秋葉原では、これまでに殺傷事件はほとんど起きていなかった。(c)AFP/Harumi Ozawa