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一夫多妻制教団の子ども、州当局に監護権なし 控訴審

  • 2008年05月24日 09:26 発信地:シカゴ/米国
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テキサス(Texas)州エルドラド(Eldorado)で、一夫多妻制をうたう宗教団体「末日聖徒イエス・キリスト教会原理派(Fundamentalist Church of Jesus Christ of Latter Day Saints、FLDS)」の施設(2008年4月9日撮影)。(c)AFP

【5月24日 AFP】(一部更新)米テキサス(Texas)州の一夫多妻制をうたう宗教団体「末日聖徒イエス・キリスト教会原理派(Fundamentalist Church of Jesus Christ of Latter Day SaintsFLDS)」の施設から虐待されていたとみられる女性や子ども多数が保護された問題で、テキサス州控訴裁判所は22日、子どもたちは急迫の危険にさらされているとは言えないとして州当局が子どもたちを施設から退去させる権利を認めない裁定を下した。

 4月3日に教団施設を立ち入り調査した州当局は、組織的な性的・肉体的暴行が行われていたとして女児250人と男児213人を監護下に置いていた。当局は、思春期を迎えた女児たちが中年の「精神的夫」との性行為を受け入れるよう「教育され」、男児たちは虐待の連鎖を存続させるよう洗脳されていたと主張。

 しかし控訴裁判所は「急迫の」危機にない子どもたちを保護するのは州児童保護局の越権行為だと指摘。

 裁定文では「この特殊環境で育った子どもたちの肉体的健康や安全が将来にわたって脅かされるかもしれないという証拠は、あらゆる訴訟過程を経ずに即刻退去させるという極端な措置を行使することの正当な理由にはならない」とされた。

 現在グループホームに保護されている子どもたちが親元に戻る時期について現時点では明らかになっていない。

 裁判所はまた、10日間の州監護期間延長を命じた判事に対し命令の取り消しを命じた。州当局は23日夜、控訴した。(c)AFP
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