【3月28日 AFP】米テキサス(Texas)州の空港で2月、搭乗前の検査で乳首につけていたボディピアスを外すよう強要された女性が、米運輸保安局(Transportation Security AdministrationTSA)に対し公式の謝罪と事件の調査を求めた。

 この女性はテキサス州ダラス(Dallas)に住むグラフィックデザイナーのマンディ・ハムリン(Mandi Hamlin)さん(37)。同州ラボック(Lubbock)の空港でダラス行き航空機に搭乗する際、ペンチを渡されてピアスを外すよう指示されたという。

 カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)の法律事務所で記者会見したハムリンさんは、「赤の他人の前で辱められた」と語った。

 担当弁護士も、ハムリンさんは何年もボディピアスをしているとして、TSAの措置を「非情で不必要なもの。わたしの知る限り、ボディピアスは危険な武器ではない」と述べた。
 
 TSA広報は、事件について知らなかったとしつつも、「ピアスの中に何かが入っていた可能性」もあると話している。(c)AFP