【1月17日 AFP】オーストラリア・ビクトリア(Victoria)州メルボルン(Melbourne)郊外で12日夜、両親の留守中に自宅で大規模なパーティーを開き騒動を起こした上、警察にヘリコプターまで出動させた少年(16)が16日、逮捕された。容疑は明らかにされていないが、別の少年(16)とともに逮捕され、その後保釈された。

 地元警察は、2人をパーティーの件で事情聴取したと発表したが、身元については公表しなかった。なお、2人は来月、少年裁判所に出廷するという。

 約500人が訪れたパーティーをインターネットで告知した少年は、自宅に戻ることを拒否。また、テレビのインタビューに答えた少年は、「両親とはめったに話をしないし、電話がかかってきても出ない」と話し、両親からの電話に出ることも拒否していた。

 欧米メディアは、この事件を一斉に報じ、警察や住民の怒りに無関心な少年の態度が注目の的になっていた。

 乳首にピアスを付け、シャツも着ないでジャケットを羽織っただけの姿でインタビューに答えた少年の映像は、動画投稿サイトユーチューブ(YouTube)で数千回も視聴されている。

 少年はインタビューで、パーティーは元々、「数人の友達と集まろうとしていただけだった」と答え、隣人に対して、謝罪と思われる発言も行った。

 大きめのサングラスをかけていた少年は、「謝るけど、これは外さない」と主張し、レポーターをイラつかせた。両親がいない時にパーティーを開きたいと思っている少年らには、自身が主催者になると提案した。

 John Brumbyビクトリア州知事は、「この少年は、自分がしたことの非を認め、反省して謝罪すべきだ」と一喝した。(c)AFP