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カナダ、自分を麻薬漬けにした知人を訴えた女性が民事訴訟で勝訴

  • 2008年01月10日 23:28 発信地:オタワ/カナダ
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2007年2月16日、フィリピンのマニラ(Manila)で、覚せい剤メタンフェタミンの製造に用いられたとみられる押収した薬品を調べるフィリピン国家捜査局(Philippine National Bureau of Investigation、NBI)の化学者。(c)AFP/Jay DIRECTO

【1月10日 AFP】カナダの女性が麻薬の常習性を知りながら彼女に覚せい剤を売り続けた友人の男性を過失責任の罪で訴えた民事裁判で、同国中部サスカチワン(Saskatchewan)州の裁判所は、男性の罪を認める判決を下した。原告女性のサンドラ・バーゲン(Sandra Bergen)さんが9日、明らかにした。

 裁判所の発表によると、この男性が覚せい剤の入手源を明かすことを拒否したことがバーゲンさん勝訴の主な理由だという。

 AFPとの電話インタビューに応じたバーゲンさんによれば、幼稚園時代からの知り合いだったこの男性に覚せい剤を売りつけられたのは13歳の時だったという。その後、覚せい剤を常習するようになったバーゲンさんは、2004年5月、この男性から購入した覚せい剤の過剰摂取で、昏睡状態に陥って病院に搬送され、11日間にわたり人工呼吸器に繋がれた状態だった。呼吸困難だけでなく、肺、心臓、腎臓および肝臓不全も併発したという。

 バーゲンさんが再び意識を取り戻したのは、20歳の誕生日だった。その後、バーゲンさんは7年間使用し続けた覚せい剤を完全に止めたが、現在も心臓機能の低下などの体調不良に苦しんでいるという。

「彼は覚せい剤に高い常習性があり心身に有害であることを知りながら、金銭稼ぎを目的に、体調が優れない私に覚せい剤を売りつけて昏睡状態に陥らせた過失責任がある」(バーゲンさん)

 これに対し、被告側弁護団は、バーゲンさんは自分の意志で覚せい剤を購入しており、自身の体調管理は彼女自身の責任だと主張したが、認められなかった。

 民事訴訟を起こした理由について、バーゲンさんは刑事裁判では全うな捜査が行われなかったことに大きな不満を抱いたからだと説明した。バーゲンさんは今回の勝訴が、今後、カナダで同様の訴訟が行われたときの先例となることを期待しているという。今後、訴訟の争点は賠償金額に移る。バーゲンさんは少なくとも5万ドル(約550万円)以上の賠償金を請求する構えだ。次回の公判日時は未定。(c)AFP
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