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ピカソなど計60億円相当の盗難絵画、無事戻る

  • 2008年01月10日 07:16 発信地:サンパウロ/ブラジル
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2007年12月20日にサンパウロ美術館(Museo de Arte de Sao Paulo、MASP)から盗まれ、8日に発見されたと発表された、スペインの画家パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の「シュザンヌ・ブロックの肖像(Portrait of Suzanne Bloch)」(撮影日時不詳)。(c)AFP/MASP

【1月9日 AFP】(1月10日 写真追加)2007年12月20日にブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)にあるサンパウロ美術館(Museum of Art of Sao Paulo)から、スペイン人画家パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)などの名画2点が盗まれた事件で、警察当局は8日、絵画を取り戻し容疑者2人を逮捕したと発表した。

 絵画はサンパウロ市内で見つかったと発表されているが、詳しい発見場所や容疑者が逮捕された場所は明らかにされていない。

 盗まれた絵画は、ピカソの「シュザンヌ・ブロックの肖像(Portrait of Suzanne Bloch)」(5000万ドル〈約54億円〉相当)とブラジル人画家カンジド・ポルチナリ(Candido Portinari)の「コーヒー農園の作業者(The Coffee Worker)」(600万ドル〈約6億5000万円〉相当)の2点。

 捜査に当たっていた警察当局は、盗まれた作品は海外に運び出され、裏ルートで売却された可能性があると述べていたが、その数時間後に発見したと発表した。

 別々の部屋に展示されていた2作品が、警備員が持ち場を離れたわずか4分足らずの間に盗まれていたことから、美術館と警察当局はプロによる犯行とみていた。

 犯行の際、3人組の強盗が車のジャッキとバールを使って建物の入り口をこじ開け、閉館中の館内に侵入。もう1人が外で監視し、携帯電話で連絡を取っていた。使用された道具と携帯電話は現場に残されていたという。監視カメラには、3人の実行犯の映像が残っていたが、このカメラには警告システムなどは付いていなかった。事件後、美術館内外の警備システムは強化されたという。

 ピカソの「シュザンヌ・ブロックの肖像」は、同美術館に展示されている中でも最高作品のひとつで、「青の時代」に描かれた数少ない作品の1つでもあるため、特に貴重だと考えられている。ポルチナリの「コーヒー農園の作業者」も同様に貴重で、同画家の最高の新現実主義的作品だと言われている。(c)AFP

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