2007年12月18日、ブラジリア(Brasilia)の大統領官邸(Planalto Palace)前でデモを行う、北東部のサンフランシスコ(Sao Francisco)川の分流工事に反対してハンガーストライキ中のカトリック教会のLuiz Flavio Cappio司教の支持者ら。(c)AFP/Evaristo Sa
【12月20日 AFP】ブラジルの最高裁は19日、論議を呼んでいる同国北東部のサンフランシスコ(Sao Francisco )川の分流工事を認める判決を言い渡した。同日、工事に反対するカトリック教会司祭のハンガーストライキは23日目を迎えていた。
この工事について、下級裁判所は、環境にどれほどの影響を及ぼすかについての調査が正確に実施されなかったとして工事の中止を命じていた。19日の最高裁判決は、この決定を覆すものとなった。
工事は、サンフランシスコ川の分流により半乾燥地域をかんがいする全長720キロにおよぶ用水路を建設するもので、総工費30億ドル(約3400億円)とされる大規模な水力発電計画の一環として行われる。同計画ではこのほか、人造湖も建設される。
カトリック教会Sobradinho教区のFlavio Luiz Cappio司教(61)は、地域に及ぼす影響を懸念してこの工事に反対、前月27日からハンガーストライキを続けていた。
政府は17日、司教に、計画の影響を受ける地域住民のための追加的な措置を実施する用意があると伝えたが、司教は不十分だとして政府の申し出を拒否していた。
司教は体重が8キロ減った上、腎不全を起こしかけており、ローマ法王庁もブラジルのローマカトリック教会も司教に対して、ハンガーストライキの中止を促しているという。
代理人のRubens Siquiera神父がAFPに語ったところによると、Cappio司教は最高裁の決定が読み上げられると失神した。司教は意識が戻ると深い失望を示し、後ほど書面で声明を発表すると話したという。(c)AFP
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