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フジモリ元大統領の初公判、待ちわびた被害者の家族

  • 2007年12月10日 16:00 発信地:リマ/ペルー
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2007年12月9日、ペルー・リマ(Lima)にある1980年から2000年までの政治的弾圧の犠牲者の名前が彫られた彫刻「The eye that cries」で、写真を撮る男性。(c)AFP/JAIME RAZURI

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【12月10日 AFP】在任中の人権侵害や汚職など7つの事件に関与したとして刑事訴追されているペルーのアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の公判が、10日始まる。

 元大統領が行ったとされる政治弾圧の被害者の家族らは、15年にわたって訴追を求めてきたが、ようやくこの運動が実を結ぶことになった。

 1992年にリマ(Lima)市内のラカントゥータ大学(La Cantuta University)から学生9人と教授1人が拉致され、陸軍によって銃殺された「ラカントゥータ事件」。フジモリ大統領(当時)の指示によって行われたとされるこの事件で兄弟が犠牲になったGisela Ortizさん(35)は、進学も結婚もあきらめて、元大統領の訴追に一生をささげてきたと話した。

 現在、元大統領による迫害被害者遺族の会で広報を担当するOrtezさんは、元大統領が汚職疑惑から逃れるために滞在していた日本やチリにまで出向き、身柄引き渡しを要求してきた。正義が行われることを唯一の望みとしていたが、ほとんど諦めかけていたとも明かした。

「人生をかけた、終わりの見えない長い戦いだった。被害者の家族とともに活動を続けてきたが、精神的にも経済的にも行き詰まってしまっていたし、自分自身の人生に目を向けたかった。今年で最後と思っていたが、やっと裁判が決定した」(Ortezさん)

 Ortezさんは、一連の事件は愛する家族の命だけでなく、遺族の人生も犠牲になったと指摘。「われわれの人生を取り戻せるような判決」を望むと話すとともに、こうした裁判では政治的な解決が図られることが多いとして、「超法規的な政治解決で何も処罰が行われないことが心配だ」と述べた。

 公判では遺族らのために席が用意されており、Ortezさんは全日傍聴する予定だ。(c)AFP/Jose Luis Varela

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