関連情報ダイアナ元妃の死因究明審問
2007年10月8日、故ダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)とドディ・アルファイド(Dodi Al Fayed)氏が事故死したフランス・パリ(Paris)のアルマ橋(Pont de l'Alma)トンネルで現場検証を行う英陪審員団。(c)AFP/Cathal McNaughton
【11月21日 AFP】(一部修正)英国ロンドンの高等法院で開かれているダイアナ元英皇太子妃(Princess Diana)の死因究明に関する審理で、元妃の交際相手ドディ・アルファイド(Dodi Al Fayed)氏の父親、モハメド・アルファイド(Mohamed Al Fayed)氏が20日、英当局に対し、事故当時に現場に居合わせたフランス人のパパラッチらの証人尋問を要請した。
アルファイド氏側は、ジャック・ストロー(Jack Straw)英法相が仏政府に、事件後現場にいたパパラッチ12人を出廷させるよう説得することを望んでいるという。
高等法院の判事2人はこれに先んじて、仏当局によるパパラッチの調書を法廷証言として採用しては反対尋問ができないため「公正性に欠ける」として、調書不採用の判断を示していた。
■「調書のみでの反対尋問は不可能」
アルファイド氏代理人のマイケル・コール(Michael Cole)氏は「反対尋問をまったく受けない場で12人のパパラッチが行ったおそらく不正確な、自分に有利な証言ばかりを採用する状況なんてありえない」と強く主張し、判事らの判断は、ストロー法相に仏当局への働きかけを促す圧力となるだろうと歓迎した。
フランス人のパパラッチらはこれまで英高等法院での証人喚問を拒んでおり、仏政府も英当局による出廷要請をはねつけている。
同院の検視陪審スコット・ベーカー(Scott Baker)判事は7日、パパラッチらを事情聴取した仏当局の調書を証拠として使用することを許可した。
しかしこれに対し、ダイアナ妃の乗っていた車の運転手アンリ・ポール(Henri Paul)氏の遺族の弁護人らが、調書内容に対する尋問機会が持てないのならば、証拠としての採用は不適切だと異議を主張した。
パパラッチ調書の採用是非をめぐる高等法院の最終的判断はすぐには明らかにならないが、事件の重要証言となる可能性の高いパパラッチらの証言のないまま審理を継続することは法的には問題ない。
■仏最高裁、「プライバシー侵害」でのパパラッチ有罪認める
一方、フランスの破棄院(最高裁に相当)は同日、事件当時にダイアナ妃の車を追いかけていたパパラッチの1人に対するプライバシー侵害での有罪判決を支持した。同院は、車内も法的なプライバシー空間であるとみなし、同夜に撮影された写真もフランスの厳格なプライバシー法に抵触すると判断した。
同パパラッチの弁護側は、この判決を「常軌を逸したもの」と非難しながらも、今回の判決がアルファイド氏によるパパラッチたちへの出廷要請に終止符を打つことへの期待感を示した。(c)AFP
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