【11月14日 AFP】米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙は13日、ニューヨーク(New York)市警の警官が、ヘアブラシのみで「武装」した18歳の青年を射殺したと報じた。

 同紙によると、射殺されたのはKhiel Coppinさんで、12日遅く、Coppinさんに暴力を受けた母親が警察に電話で助けを求めたが、その際、電話の背後でCoppinさんが銃で母親を殺害すると叫んでいたという。

 警官が到着すると、Coppinさんは1階の窓から手に何かを持って外に飛び出したが、通りで警官に撃たれた。

 2人の目撃者が同紙に語ったところによると、事件当時、警官の1人が、もう一方の警官に銃撃を止めるよう叫んでいたという。

 また、米CATV局「ニューヨーク1(New York One)」によると、Coppinさんは20発ほどの銃弾を受け、地面に倒れたところで手錠をかけられた。その後病院に運ばれたが、まもなく死亡したという。(c)AFP