2007年8月29日、ニカラグアのマナグア(Managua)の議会前で、座り込みをする1970-80年代に米食品大手ドール(Dole)の農場で農薬による健康被害を受けた男性。(c)AFP/Miguel ALVAREZ
【11月6日 AFP】1970-80年代にニカラグアのバナナ農場で使用された農薬で健康被害を受けたとして農場労働者6人が米食品大手ドール(Dole)と米製薬会社ダウ・ケミカル(Dow Chemical)を訴えていた裁判で、ロサンゼルス(Los Angeles)地裁の陪審団は5日、両社に300万ドル(約3億4000万円)の賠償金の支払いを命じた。
原告側はバナナの木の根に住む害虫駆除に使用されたダウ製の農薬(DBCP)により生殖能力が失われたとして両社に損害賠償を求めていた。米国でDBCPに関する裁判が行われたのは初めて。
公判での証言によるとダウは1970年代後半、人体への悪影響を懸念しDBCPの米国内での製造を停止したが、ドールはダウに対して国外の農場向けにはDBCPの供給を続けるよう要求、応じない場合は契約不履行とみなすと迫ったという。
原告側弁護人は「証拠を重視してくれた陪審団の判断に満足している」と評価した。
陪審団は6日に、この件が懲罰的損害賠償に相当するかどうかの判断を示す予定。(c)AFP
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