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汚職疑惑のエストラダ前大統領に終身刑判決

  • 2007年09月12日 17:19 発信地:マニラ/フィリピン
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2007年9月9日、マニラ郊外の自宅を訪れた勾留中の身のジョセフ・エストラダ(Joseph Estrada)前大統領。(c)AFP/Jay DIRECTO

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【9月12日 AFP】(写真追加)フィリピンのジョセフ・エストラダ(Joseph Estrada)前大統領(70)が在任中に不正蓄財を行ったとして横領などの罪に問われていた裁判で、公務員犯罪特別裁判所は12日、前大統領に対し終身刑判決を言い渡した。一方、偽証罪については無罪となった。
 
 同判決をうけ、前大統領の弁護団は直ちに控訴した。

 前大統領は賄賂や公金横領などで数千万ドルを不正に蓄財したとして逮捕、起訴された。しかし前大統領は、逮捕は前大統領の支持基盤である庶民の支持を切り崩す狙いでグロリア・アロヨ(Gloria Arroyo)大統領やフィリピンで圧倒的な影響力を持つカトリック教会が仕掛けた政治的な陰謀に基づくものだとして、一貫して無罪を主張してきた。

 判決に先立ちエストラダ前大統領は11日、国外退去を条件に無罪とするとしたアロヨ大統領からの司法取引の申し入れを2回とも拒否したことを明らかにした。

 公判期間中も豪華宿舎に勾留されていた前大統領は、他の罪状についての公判期間中も在宅起訴が認められている。

 一方、エストラダ前大統領に終身刑判決が下ったことによるアロヨ大統領の立場は微妙だ。

 2001年、前大統領の汚職疑惑による政権崩壊に伴い、当時副大統領だったアロヨ大統領が自動的に大統領に就任。これを不服とした前大統領の支持者数千人が、エストラダ氏の復職を求めてデモを行った。

 この際、アロヨ大統領は非常事態宣言を発令。デモは同大統領の転覆を狙ったものだとして、軍にデモ隊の鎮圧を命じている。

 前大統領は貧困層などを中心にいまだに庶民の間では根強い人気を誇ることから、有罪判決を不服とする市民らが再び通りを埋め尽くすとの懸念もある。

 判決前日の11日夜、極秘に持ち込まれたとみられる前大統領の録音メッセージがラジオを通じて流された。

 このなかで前大統領は「私はすでに6年4か月と17日間も勾留下に置かれている」と自身の苦境を語る一方、「しかし、私のために祈り、支援と愛情をささげてくれるフィリピン国民のおかげで、苦難を乗り越えてきた。国民の赦しはすでに下っているのだ。私自身の身の自由はもはや重要なことではない」と述べ、フィリピン国民の情に訴えた。(c)AFP

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