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11年前、イラクで回収された「毒ガス」を、国連事務所で発見

  • 2007年08月31日 10:10 発信地:ニューヨーク/米国
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ニューヨーク、マンハッタン(Manhattan)のミッドタウンにある国連(United Nations、UN)本部ビル。(2007年7月1日撮影)。(c)AFP/Stan Honda

【8月31日 AFP】ニューヨークの国連監視検証査察委員会(United Nations Monitoring, Verification and Inspection CommissionUNMOVIC)のビル内で30日、有害物質の可能性が高い液体の容器が発見された。この液体はイラクの化学施設から回収されたものと見られる。被害者は出ていないという。

■液体は第1次大戦時には兵器として使用された「毒ガス」

 国連報道官によると30日、国連監視検証査察委員会(United Nations Monitoring, Verification and Inspection CommissionUNMOVIC)の査察官らがオフィスで残務整理に当たっていた際、ホスゲン(Phosgene)などの有毒物質の可能性がある少量の液体を発見したという。

 ホスゲンは、プラスチックや農薬の製造時に用いられる有毒な産業用化学物質。第1次大戦時には「窒息性の毒ガス」として広く使用されていた。

 発見された物質は、UNMOVICの専門家によって即座に安全に処理され、さらに化学兵器探知装置でビル内が調査されたが、汚染はなかったという。差し迫った危険はないが、UNMOVIC関係者がさらに建物内を調査しているという。

■イラクの化学兵器施設から回収された一部か

 UNMOVICの発表によれば、この液体は1996年にイラクのムサンナ(Al Muthanna)州にある化学兵器施設跡を査察した際に回収されたもので、それがビル内に残っていたとみられる。

 UNMOVICは1999年、安保理決議1284に基づき、イラクの大量破壊兵器等の廃棄のための監視活動のために設置された。6月の国連安保理(UN Security Council)で活動終了が公式に決定していた。(c)AFP
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