
【7月27日 AFP】ドミニク・ドビルパン(Dominique de Villepin)前仏首相(53)がニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領の失脚を画策した疑いがもたれている「クリアストリーム疑惑」で、司法当局は27日、同前首相に対し公式に事情聴取を開始した。ドビルパン前首相は、刑事事件の被告として起訴されるおそれも出てきた。
同疑惑に関する捜査では、ドビルパン前首相が虚偽情報の漏えいに関わったことを示唆する新たな証拠が浮上。判事2人が「虚偽の告発を共謀した容疑」でドビルパン氏を事情聴取した。容疑には「盗品の受領、背任、偽造文書使用の共謀」も含まれるという。
2004年、サルコジ現大統領らがルクセンブルクのクリアストリーム(Clearstream)銀行に隠し口座を開設し、裏金を受け取っていたとする密告文書が仏判事あてに郵送され、これを受けて当時外相だったドビルパン氏が情報機関に捜査を命じた。その後、この文書は偽造されたものだったことが判明している。
捜査当局は7月上旬に、ドビルパン前首相の自宅および事務所の家宅捜索を実施していた。
ドビルパン氏は同日、違法行為を否定し、自身への容疑は「事実無根」だと非難する声明を発表。「この疑惑に関する捜査では、いかなる政治家も名誉を傷つけられることがあってはならない」と主張した。(c)AFP
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