【7月23日AFP】首都カイロ(Cairo)から南方へ650キロメートルのMahrusaで、アラブ人一族内の口論が原因で年配の男性が誘拐され、家族の元に切り落とされた男性の口ひげが届けられる事件が起きた。Al-Gomhuria daily紙が、22日に伝えた。

 その後、この男性は無事に家族の元へ戻ったが、同地では口ひげの長さは男性の威厳を示すとされており、口ひげが切り落とされたニュースは町中を震撼させた。

 誘拐されたのはFallaheen家の家長。コーヒーショップで始まったちょっとした口論が大騒動に発展し、同家への屈辱的な報復として家長の口ひげが切り落とされた。同紙では、警察や地域リーダーらの仲裁により事態は収拾したが、口ひげを切り落とされた男性は威厳の象徴が生え揃うまで、数週間は屋内にとどまることになると報じた。(c)AFP