【7月19日 AFP】ニッポン放送(Nippon Broadcasting)株をめぐるインサイダー取引事件で、東京地裁は19日、証券取引法違反罪に問われた村上ファンド前代表村上世彰(Yoshiaki Murakami)被告に懲役2年、追徴金約11億5000万円の実刑判決を言い渡した。

 村上被告は、ライブドア(Livedoor)前社長の堀江貴文(Takafumi Horie)被告らから、ニッポン放送株の大量取得を決定したとの情報を伝えられ、同社株を買い増したとして起訴された。

 村上被告は、ライブドア側から情報を得たことは認めたが、ライブドアの資金調達力を考慮すると実現可能性はなく、インサイダー取引には当たらないとして、無罪を主張していた。(c)AFP