
【7月17日 AFP】中国各地のれんが工場で多数の少年らが強制労働を強いられていた事件で、岳陽(Yueyang)の人民法院(高裁)は17日、労働者に暴行を加え死亡させた従業員1人に対し死刑判決、28被告に実刑判決を言い渡した。
死刑判決が言い渡されたZhao Yanbing被告は、事件を報じたテレビ番組でインタビュアーに対し、「精神障害をもった労働者を1人殺した」と供述していた。その他の28被告には、2年から無期までの実刑判決が言い渡されている。同事件で起訴された残る12被告については、現在も裁判が継続中。
人民法院の判事は「この事件は国内外に悪影響をおよぼした。極刑をもって処するほかない」として、Zhao被告に死刑を言い渡した。判決の模様は、国営テレビを通じて生放送で伝えられた。
Zhao被告を含め、重い量刑を言い渡された被告らは、いずれも最も劣悪な労働環境にあったとされる北部山西省(Shanxi)のれんが工場で働いていた。
工場長のHeng Tinghan被告には無期刑、経営者のWang Bingbing被告には9年の実刑判決が下っている。報道によれば、Wang被告の父親は共産党に所属する村の有力者で、工場は父親の土地にあった。
Heng被告は2006年、鉄道駅で32人の地元民を「仕事をあっせんする」との甘言で誘い工場に連行した。問題のれんが工場では、労働者が逃げられないよう、どう猛な番犬が飼われていた。
事件が明るみになったのは6月。山西省や河南省(Henan)のれんが工場で子どもたちが強制労働を強いられているとして、インターネット上で400人あまりの親たちが書き込みを行ったのがきっかけだった。
当局はこれまでに576人の労働者を救出したと発表しているが、犠牲者の数はこれをはるかに上回るとみられている。
労働者の年齢は14歳から58歳までさまざまで、うち7人には精神に障害があった。(c)AFP



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