【6月9日 AFP】キューバのグアンタナモ(Guantanamo)湾米海軍基地収容所の収容者弁護を務める憲法権利センター(Center for Constitutional Rights、CCR)は8日、声明を発表、同収容所の釈放予定者の一部をアルバニアに移送するという米国政府の決定を非難した。
声明は、10日に予定されているジョージ・W・ブッシュ(George W Bush)大統領のアルバニアの首都ティラナ(Tirana)訪問に合わせて発表された。
声明によると、少なくとも収容者30人がグアンタナモ湾の米海軍基地にある収容施設から釈放される予定になっているが、虐待を受ける可能性があるため本国送還はできないという。問題になっているのは中国西部の少数民族ウイグル族の収容者15人。中国からアフガニスタンに避難していて、2001年の米軍アフガニスタン侵攻直後にパキスタンで拘束されたという。
現時点ではアルバニアのみがグアンタナモから釈放されるウイグル族の中国人5人、アルジェリア人、ウズベキスタン人、エジプト人各1人の計8人の受け入れを表明している。元収容者には難民としての地位が約束されているが、就労や家族との面会は許されていないという。
同センターのShayana Kadidal弁護士は、「米国は他の収容者についても拘束する理由がないことを認めたが、国際社会の非協力により釈放者は行き場を失っている。これ以上の拘束延長は非人道的である」と述べ、米国、国連難民高等弁務官事務所(UN High Commissioner for Refugees)や、これまで難民を受け入れてきた国々に対し、収容者の窮状を打破するための早急に対応するよう求めた。 (c)AFP
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。
AFPBB News に掲載している写真・見出し・記事の無断使用を禁じます。© AFPBB News