2007年5月30日、バンコク(Bangkok)の憲法裁判所に到着したタイ愛国党(Thai Rak Thai、TRT)のチャトゥロン・チャイセーン(Chaturon Chaisang)党首代行。(c)AFP/Pornchai KITTIWONGSAKUL

【5月31日 AFP】タイ憲法裁判所は30日、前年4月の総選挙での選挙違反をめぐる裁判で、民主党(Democrat Party)に対し無罪判決を言い渡した。これにより最大野党の同党は解党を免れ、また判決に先駆け暴動の発生を警戒して高まっていた緊張も緩和された。
タイ憲法裁判所はさらに、辞任したタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)前首相のタイ愛国党(Thai Rak Thai、TRT)の解党について判決を下す。同党は2大政党の1党で、今回の選挙違反をめぐる裁判で最も注目を集めている。
タイは、前年9月のタクシン前首相に対する無血クーデターも含めて、これまで1年以上政治的混乱が続いてきたが、一部のアナリストは判決によっては国内が無秩序状態に陥る可能性があると警告している。
憲法裁判所は、民主党に対し4件の訴えすべてに無罪の判決を言い渡し、また同党幹部に対しては政治活動の継続に問題はないと結論付けた。
裁判官の1人は「民主党が選挙違反を行なったという事実は認められなかったので、解党の理由はない」と述べている。
民主党はタイ最古の政党で、TRTが2001年の総選挙で初めて勝利するまで約10年間政権を握ってきた。今回の裁判では、TRTに対する選挙妨害と名誉毀損で訴えられており、同様にTRTも、小政党を買収しようとして不正に資金提供を行なった罪で訴えられている。
2004年の総選挙はこれらの選挙違反のため、後に無効となっている。(c)AFP/Thanaporn Promyamyai
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