写真は15日、メリーランド(Maryland)州シェビー・チェイス(Chevy Chase)の自宅を出て世銀理事会に向かうウルフォウィッツ氏。(c)AFP/Getty Images Win McNamee
【ワシントンD.C. 16日 AFP】世界銀行(World Bank)のポール・ウルフォウィッツ(Paul Wolfowitz)総裁が交際相手の女性職員を厚遇していた問題で、同総裁は15日に世銀理事会に出席し、総裁続投を懇願した。
理事会は、同問題についてウルフォウィッツ総裁に弁明の機会を与えるために開かれたもの。この席で同総裁は理事らを前に、「皆さんには公正な決定をお願いしたい。皆さんの決定はわたしの人生だけでなく、世銀の評価にも大きく影響する」と述べた。また、総裁としての自身の経営態度も見直すことを誓った。
一方、世銀特別調査委員会は14日、ウルフォウィッツ総裁が世銀内規に反して「個人の利益」を優先させ、任務をおろそかにしたとする内容の報告書を理事会に提出している。
ウルフォウィッツ総裁は国防副長官時代、ブッシュ政権のタカ派としてイラク戦争開戦を強く主張。その後、世銀総裁に転身した直後、交際相手で世銀職員だったシャハ・リザ(Shaha Riza)さんを高報州で米国務省のポストに任命する人事を個人的に下した容疑に問われていた。
これまで同総裁を徹底擁護する姿勢を示してきたトニー・スノー(Tony Snow)大統領報道官は、同総裁の非を認めた調査委員会報告を受け、「ウルフォウィッツ氏の世銀総裁続投を引き続き支持する」としながらも、「同氏は、世銀理事会の席で世銀の利益にかなう最善策を見極めたいと話している」と述べ、「あらゆる選択肢が考慮されるだろう」と含みのある発言を行った。
写真は15日、メリーランド(Maryland)州シェビー・チェイス(Chevy Chase)の自宅を出て世銀理事会に向かうウルフォウィッツ氏。(c)AFP/Getty Images Win McNamee
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