【ロンドン/英国 22日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏の殺害事件で、警察当局はロシア人3人に対し逮捕状を請求する方針を固めた。22日の「Mail on Sunday」紙が報じた。
同紙は1面で、当局がリトビネンコ氏の妻、マリナ(Marina)さんの知人に対し、ロシア人男性3人を殺人および毒殺の容疑で起訴する方針であると話したと報じている。
旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元職員で実業家のアンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏、ドミトリー・コフツン(Dmitry Kovtun)氏、Vyacheslav Sokolenko氏は一様に、リトビネンコ氏が放射能中毒で死亡する3週間前に同氏と会っていたとされる。なお3人は、リトビネンコ氏の殺害への関与を否定している。
Mail on Sundayはまた、今後、数週間以内に逮捕状が発行された場合、英ロ2国間の関係はさらに悪化し、ロシア政府が英国政府の要求する3人の拘束と英国への送還に応じる可能性はほとんどないと伝えている。
一方で英国政府は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対する辛口の批判で知られる実業家、ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏のロシア送還について、ロシア政府の要求に応じる姿勢を見せていない。
駐英ロシア大使は19日に発表した声明の中で、英国がベレゾフスキー氏に関するロシアの要求を受け入れない限り、英ロ関係は一段と悪化する可能性があると述べている。
2国間の緊張高まりを受け、ロシア政府関係者と実業家らの間では、23日からロンドンで開催されるロシア経済フォーラム(Russian Economic Forum)への出席中止が相次いでいるという。
写真は、モスクワで報道陣の取材を受けるルゴボイ氏(2006年11月23日撮影)。(c)AFP/ALEXEI KUDENKO
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