写真は17日、バージニア工科大学構内に建てられた慰霊碑にメッセージを書く同大生のDaniel Hamiltonさん。(c) AFP/Getty Images Win McNamee
【ブラックスバーグ/米国 18日 AFP】バージニア工科大学(Virginia Tech)銃乱射事件を捜査中の警察当局は18日、初期捜査の段階でミスを犯した可能性が明るみに出たことで厳しい批判にさらされている。
警察当局は、16日に32人の犠牲者を出した同事件は韓国人学生チョ・スンヒ(Cho Seung-Hui、23)容疑者の犯行と特定。現在、容疑者が凶行に至った動機の解明を進めている。同当局の発表によれば英語を専攻していたチョ容疑者は、物静かな性格だが凶暴な内容の作文を書いたことがあり、クラスメートらは以前から同容疑者について心配していたという。
生存者や犠牲者の親族の間で、容疑者が逃走中にキャンパスを閉鎖しなかった大学側の対応の遅れを非難する声が高まる中、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙によれば、警察当局は事件発生当初、容疑者ではない別の男性を取り調べていた可能性があるという。
男女2人の学生が犠牲になった1度目の銃撃と、容疑者を含め計31人が死亡した2度目の銃撃の間には2時間以上の空白があったが、同紙によれば警察当局はこの間、死亡した女子学生の恋人の行方を追っていたという。
同紙は供述書の記載を引用する形で次のように報じた。「死亡した女子学生のルームメイトは警察当局に対し、近隣のラドフォード大学(Radford University)に通う被害者の恋人、Karl D. Thornhillさんが銃を所持しているとの情報を伝えた。さらにこのルームメイトは、最近Thornhillさんと射撃練習場に行ったと話したため、警察当局はThornhillさんの犯行を疑った」
しかし警察当局がThornhillさんの尋問を行っている最中に、ノリス・ホール(Norris Hall)で銃撃発生の通報があった。
捜査の遅れにより、チョ容疑者は1度目の銃撃の後自室に戻り、武器や弾薬を用意した上で2度目の事件現場、ノリス・ホール(Norris Hall)へ向かうことができたとみられる。同容疑者は内側からドアチェーンをかけた建物内で30人を射殺した後、自殺した。
写真は17日、バージニア工科大学構内に建てられた慰霊碑にメッセージを書く同大生のDaniel Hamiltonさん。(c) AFP/Getty Images Win McNamee
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