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銃乱射事件、ホロコースト生き残りの教授が自らを犠牲にして学生ら救う - 米国

  • 2007年04月18日 11:57 発信地:米国
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写真は、CNNテレビで紹介されたリブレスク教授の写真。(c)AFP/CNN

【ニューヨーク/米国 18日 AFP】バージニア(Virginia)州のバージニア工科大学(Virginia Tech University)で16日に発生した銃乱射事件では、ユダヤ人大量殺害(ホロコースト、Holocaust)の生存者である76歳の教授も犠牲になった。この教授は事件時、自分を盾にして教え子らを銃撃から守ったことが生存者の証言で明らかになり、「本物の英雄」とたたえられている。

 この教授は、イスラエル人のリビウ・リブレスク(Liviu Librescu)さん。容疑者が教室に入ろうとした時にドアを押さえ続け、学生たち約20人全員を窓から避難させたが、自身は銃撃され死亡した。

 イスラエル在住の同教授の息子、ジョーさんがCNNに語ったところによると、助かった学生の1人が教授の妻あてに、その状況を電子メールで伝えてきたという。

 国際的なユダヤ系人権保護団体であるサイモン・ウィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Centre)を創設したMarvin Hier師は、16日がくしくもワルシャワ・ゲットー蜂起を記念してイスラエルが定めた「ホロコースト追憶の日(Holocaust Memorial Day)」であったと指摘。「悪魔が戸口に現れた時、彼は、ホロコーストをただ黙って見守っていただけの『傍観者』にはなるまいと心に決めた。ホロコーストの生存者は危険に直面すると、過去の記憶がよみがえって身動きできなくなるのが常だが、彼は違った。本物の英雄だ」と、賛辞を寄せた。

 同教授は幼少時、第2次大戦下のルーマニアでナチスドイツに捕らえられ、ウクライナの強制収容所に送られた。ルーマニアに戻った後、大学で航空宇宙工学を学び、その後イスラエルに移住。バージニア工科大学で研究休暇を過ごした後、同大学の教授に就任した。「父は非常に情熱的な人だった。大学での研究生活を非常に気に入っていた」と、ジョーさんは語った。

 写真は、CNNテレビで紹介されたリブレスク教授の写真。(c)AFP/CNN
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