
【ハーグ/オランダ 30日 AFP】国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)は29日、コンゴ(旧ザイール)の武装組織指導者トマ・ルバンガ(Thomas Lubanga)容疑者(46)の戦争犯罪に対する公判を開始することを決定した。
判事は今回の決定について、ルバンガ容疑者が15歳以下の子どもを誘拐し、自身が主導するコンゴ愛国者連合(Union of Congolese Patriots、UPC)の武装組織に強制的に参加させた十分な証拠が集まったためと語っている。ICCの裁判は2002年に設立条約が発効して以来初となる。
人権団体の推定によると、東部イトゥリ(Ituri)地方での戦闘による死者数は1999年以来6万人におよぶとされる。同地域では金脈や天然資源をめぐり複数の武装組織による戦闘が多発している。
ICCは、イトゥリ地方で行われた残虐行為について、ルバンガ容疑者が中心になったとはいえないものの、主要な位置を占めた人物であることは確かであり、今回の裁判は、今後の国際刑事裁判の展開にとって重要なものとなるだろうと語っている。
ルバンガ容疑者は容疑について全面的に否定している。
写真は、ブニア(Bunia)で行われたUPCの集会に参加するルバンガ容疑者(2003年6月3日撮影)。(c)AFP/GIANLUIGI GUERCIA
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