関連情報KGB元スパイ毒殺事件
【モスクワ/ロシア 28日 AFP】検察当局は27日、連邦保安局(FSB)の元情報局員、アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏の不審死事件に関して、解決につながる可能性のある情報を入手したと発表した。情報は、石油大手ユコス(Yukos)の元社長で、現在収監中のミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)受刑者に近い筋と関連しているという。
検察当局は声明で、リトビネンコ氏の事件と、ロシア人実業家ドミトリー・コフトゥン(Dmitry Kovtun)氏の殺人未遂事件との関連性を指摘。同時に「ユコスの元経営幹部らが、市民の生命と健康に対して攻撃を加えようとした形跡がある」としている。
■ユコスの元経営幹部、犯行に関わっていた可能性
声明は同時に「犯行の首謀者について捜査中」とした上で、現在行方を追っているレオニード・ネブズリン(Leonid Nevzlin)氏を含むユコスの元経営幹部らが犯行に関わっていた可能性があると主張。併せて「被害者らの乗用車、住宅、別荘およびロンドンとモスクワの事務所などから、基準値を上回る水銀成分を含んだ蒸気が検出された」としている。
現在、イスラエルに亡命中のネブズリン氏は、脱税の罪で懲役8年を宣告されたホドルコフスキー受刑者の盟友。2人の訴追は、政府主導で政治的に仕組まれたものとの疑惑もある。
ネブズリン氏はMenatep、ユコス両社の大株主で、亡命時にMenetep社の事業活動をイスラエルと東欧へ移転させている。
リトビネンコ氏は前月23日に死去。死因は放射性物質「ポロニウム」とされる。同氏の死亡事件は、英露関係にも影響を与えた。
写真は、モスクワの裁判所で被告人席に立つホドルコフスキー受刑者(2005年3月28日撮影)。(c)AFP/TATYANA MAKEYEVA
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