【ワシントンD.C./米国 29日 AFP】高級ブランドをパロディー化した犬用玩具を販売する小さなメーカーが、仏高級ブランド最大手、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(Moet Hennessy Louis Vuitton、LVMH)グループから商標権侵害で提訴されていたが、このほど勝訴した。
LVMHグループから提訴されたのは、ラスベガス(Las Vegas)に拠点を置くHaute Diggity Dog。まだ設立3年目の同社は、犬用玩具に「チュネルのNo.5(Chewnel number 5)」、「ドッグ・ペリニヨン(Dog Perignon)」「チューイ・ヴィトン(Chewy Vuiton)」などの名称をつけて販売している。いずれもLVMHグループ傘下にあるメーカーの香水名や、シャンパン、バッグのブランド名にちなんだものだ。
米連邦裁判所のJames Cacheris判事は11月、 LVMHの訴えは法律上の利益に欠けるとして、これを棄却した。
Haute Diggity Dogの共同経営者、Pamela Reeder氏はAFPに対し、「結果的には裁判で勝ちましたが、2006年度の売上は100万ドル近く落ち込むはずです」と語った。そのうえ同社は、社会的なイメージダウンを受けたうえ、多額の訴訟費用も支払うハメになったという。
■飼い犬がブランドの靴を噛んだのがヒントに
Reeder氏は、あるとき飼い犬の1匹が自身のブランド物の靴を噛んでいるのを見て、高級ブランドのパロディー玩具を作ることを思いついた。
「犬用に、こんなおもちゃがあったら面白いだろうと思いました」(Reeder氏)
これをきっかけに、その後Haute Diggity DogはLVMHグループ製品をパロディー化した「犬の玩具」シリーズを開発し、販売を開始した。
LVMHグループは同件についてのコメントは避けているが、米連邦裁判所の判決を不服とし上訴する構えだ。これを受けてReeder氏は、「LVMHは、もっとユーモアを理解すべきです。アメリカ人は、高級ブランド品以上にユーモアを愛する国民なんです」と主張している。
写真はHaute Diggity Dogの犬用財布。(c)AFP/Haute Diggity Dog
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