【9月16日 AFP】インドネシアで米グーグル(Google)のサービス「ストリートビュー(Street View)」用の映像データを収集する車両が当て逃げを繰り返し、合わせて3台の車両に追突した。地元警察が14日、発表した。

 事故は11日、インドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)郊外のボゴール(Bogor)で起きた。運転していたのはインドネシア国籍の男性で、車両にはグーグルのロゴが付き、ルーフからカメラが突き出したスバル(Subaru)製の車両に乗って公共ミニバンに追突した。

 ボゴールの警察幹部、ヘンドラ・グナワン(Hendra Gunawan)氏は「(グーグル車両の運転手は)ミニバンの運転手と修理工場まで同行したが、修理費が高額になることが怖くなり、事故で損傷した車に乗って逃走した」とAFPの取材に説明した。

 ミニバンの運転手も自分の車に乗って約3キロにわたってグーグル車両を追跡したが、グーグル車両は再び別のミニバンに追突したという。その後、「さらに逃げようとした。だがすぐに停車中のトラックに追突し、そこであきらめた」と、グナワン氏は述べた。運転手は警察に身柄を拘束され、取り調べを受けたという。

 グーグルからのコメントは得られていない。(c)AFP