【9月10日 AFP】仏パリ(Paris)から約50キロ離れたリジ・シュル・ウルク(Lizy-sur-Ourcq)で、84歳の男性が地元のサーカス団から逃げ出したゾウに鼻で殴られ、死亡した。警察が9日に発表した。

 このゾウは8日午後に通常通り公演を終え、戸外のおりに入れられていた。だが目撃者の話では、その後ゾウは防水布をつかんでおりの周りにある電気柵にかけ、外側の囲いの役目を果たしていた障壁とトレーラーを突破して脱走したという。

 その後ゾウは被害者の男性に近づいて鼻で一撃を加え、男性は地面に激しく打ち付けられた。男性は病院へ運ばれたものの、けがが原因で8日夜に死亡した。(c)AFP